昭和23年創業の二葉美容院の創業者3番目の
長女で、小さい時から
美容院の中で育ちました。
ある時、母が胃がんになり、それから
闘病生活が始まり
看護と介護に仕事に….。
美容師の仕事をしていくうちに
「美容を医療的ケアに活かしていきたい」と思い、
佐賀大学大学院医学系研究科にて
「理容・美容行為が
心身に及ぼす影響」を、
テーマにして研究していました。
そんな中、がん患者さんの支援をしたいと思い、
管理美容師としてウイッグの支援を始めました。
・・・ところが、そのウィッグに不具合が多いことが
分かり、患者さんの悩みを解消するためには
オリジナルのウイッグを開発することになりました。
ウイッグの留め具を使わずに固定するために、
インナーキャップも同時に開発しました。
脱毛した患者さんは、
帽子もウイッグと同様に
必需品であることが分かり、
この帽子も患者さんに
とって、不具合が多いことが分かりました。
それは、帽子がずれやすい、脱げやすい・・・・
髪がないので、頭に汗をかくことを解消するために、
このツーリーフキャップの帽子を開発したのです。
ずれない、むれない、おしゃれ!!!
そんな普段も
かぶれる帽子があればと思い作りました。
家族の中に必要としている人が一人いるとしたら、
みんなで被って、一緒にすごせるように
あなたの大切な人に被ってもらいたいと
願いをこめてお届けします。
3年後には、ツーリーフキャップが医療用帽子の
標準規格になりますように願います。
開発者 荒川国子
管理美容師:佐賀大学大学院医学系研究科医科学専攻 修士第65号